最近異動になってから、仕事場でWindows7とWindows10の2台のPCを並べて利用しています。
新しいデスクには外部ディスプレイを置く奥行きがないので、仕方なくPCを横に2台並べているわけですが・・・
PC2台で擬似デュアルディスプレイにしている場合、当たり前ですが本当のデュアルディスプレイと違って画面領域はつながっていないので、マウスは2つの画面を行ったり来たりすることはできません。・・・本来なら。
それを可能にするのがMicrosoftが提供しているアプリ「Mouse without Borders」です。
このアプリは、同じネットワークに接続されている2つ以上のPC間でマウスを共有するためのアプリです。
マウスを共有したいすべてのPCにインストールして、ペアリングと配置の設定を行うことで、複数のPCをまるで複数ディスプレイのように一つのマウスで操作することができます。
Mouse without Bordersのインストール
こちらからダウンロードして、マウスを共有したいすべてのPCにインストールします。
英語版しかありませんが、設定などもそんなに難しくなく直感的にできるので大丈夫だと思います。
なによりMicrosoftが配布しているというのが安心ですね。
ホスト側PCのセットアップ
まずはホストとなるPCでMouse without Bordersを起動します。
インストール後に起動すると、このような画面が出てきます。
ホストなので「NO」を選びます。
すると、このようにペアリングに必要な情報が表示されますので、メモするなりこのウィンドウを表示させたままにしておくなどします。
ゲスト側PCのセットアップ
続いてゲスト側の設定です。
最初のLet’s get started画面で「YES」を選ぶと、ペアリング用のセキュリティコードとホストのマシン名を入力するよう求められます。
ここに、ホストに表示されている情報を入力することでペアリングが開始されます。
少し待って、この画面が表示されたら成功です。
この画面ではMouse without Bordersでできることが表示されています。
マウスの共有以外にもコピー&ペースト、ファイルのドラッグ、キーボードの共有も可能です。
※ファイルの移動は私の環境だとできませんでしたが、これは会社のセキュリティ設定によるものかもしれません。
以上で設定は完了です。
最後にPCの配置を設定
Mouse without Bordersが起動していると、タスクバーの通知領域にオレンジ色の →← こんな、矢印が向かい合っているようなアイコンが表示されます。
このアイコンをクリックすることで、設定画面を呼び出せます。
ここでは実際のPCの配置のとおりに、表示されているPCのイラストを並び替えます。並べ替えたら「Apply」を押せば反映されます。
私は2台のみ、横並びなので上の画像のようにしていますが、左下にある「Two Row」にチェックを入れると2×2で上下に並べることもできます。
また、各PCの接続状況もイラストの下に表示されるので、動きがおかしい時やマウスが動かない時などはもう一度「Apply」ボタンを押すことで再接続されます。
コメント