私はパソコンというものに初めて触れてからもう20年近くなりますが、いまだにタッチタイピングはできません。
ここ10年のキャリアの中ではWebサイトの作成やメールのやり取りはもちろん、大量の文書を作成してきました。それでもタッチタイピングができないので、正直に言うと寿司打↓の10,000円コースで10,000円分以上のスコアを出したことはありません。いつも損してます。
仕事でも一日中文章をタイプする必要があるわけですが、タイピングの速度に頼らないで入力の高速化を図っているのでかなり効率的に仕事、特に文書作成とメール連絡をこなしています。
入力支援ツールを使わないなんてもったいない
その「タイピング速度に頼らない入力のスピードアップ」とは、ズバリ入力支援ツールの利用です。
連絡メールなどは、入力支援ツールを使って一瞬で処理しています。
メールや社内ドキュメントって、必ず定型文やテンプレート的なものがありますよね。
よく使う文章を変換辞書に登録してスニペット的に使っている人はけっこう見ますが、クリップボードの履歴管理や改行を含むスニペットを使えると更に一段と効率化できますよ!
Mac用:Clipy & Dash

Clipyはクリップボードの履歴管理ツールです。
標準のクリップボード(コピー&ペースト機能)は直前にコピーしたものしか貼り付けできませんが、Clipyを使えば直近30個まで覚えていてくれるんです。
これで、いくつかの情報をコピペするときにウィンドウを行ったり来たりしなくて済むようになります。
必要な情報を全部コピーして、履歴から選んで貼り付けるだけです。
次に、スニペットアプリのDashです。
こちらは設定したトリガーを入力することで、あらかじめ登録した定型文やテンプレートを展開してくれます。
実はClipyにもスニペット機能はあるのですが、トリガー(ショートカット)を入力して表示されるリストから選ぶという一手間が必要なんですよね。
入力一発で展開してくれるDashのほうがより効率的です。
Windows用:Phrase Express
こちらは仕事用のWindows10に入れているアプリです。
MacのClipyとDashがひとつになった感じですね。
コピー履歴管理とトリガーフレーズによるスニペット展開ができます。
仕事で使う定型文や署名、各種テンプレートなど、使い回せるものは何でも登録して使ってます。
スニペットツールは毎回変わる部分の自動化も可能
DashとPhrase Expressでは、クリップボードの内容や日付などを自動的に定型文の中に挿入してくれる機能もついています。
〇〇様
お世話になっております。□□社の△△です。
例えば↑これはメールに返信するときの冒頭文ですが、送信者の名前をコピーした状態でスニペットを展開すると〇〇の部分にクリップボードの内容を挿入してくれるんです。
さらに、冒頭文と結びの文、署名まで一つのスニペットにしておいて、スニペット展開後に内容を書き込む部分にカーソルを移動させておく、なんてことも一瞬でできてしまいます。
私は日々の業務でパターン化している部分をどんどん自動化しているのですが、入力支援ツールを使うことでさらに時短になり、導入前に比べると残業も減って就業時間内の業務にも余裕が出てきました。
いつもメールのやり取りに時間がかかっている、よく使う定型文をメモ帳にまとめておいてコピペを多用しているという方にはぜひ使ってみてほしいですね。
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